アフリカ最貧国(モザンビーク)で楽しく駐妻生活!

モザンビーク駐妻2年目。夫と中1&小4男子の母。ブラジル駐在(1年)の間に現地で長男を出産。生活情報、旅行記、日本やブラジルとの違いなど、気づいたことをシェアしています。アフリカ駐妻(予定)の方、旅行してみたい方必見!

Chaotic November and December バタバタな11~12月


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11月27日、オミクロン旋風の煽りを直撃して、12月6日から予定していた1年間ぶりの一時帰国を断念せざるを得なくなりました。
モザンビーク発の国際線はエチオピア航空以外全便欠航、エチオピアは内戦中のため経由地でも渡航不可。陸路以外で国外に出ることができない状況になりました。(注:12月半ばに一部航空便が再開しました。)


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モザンビークは世界最貧国の一つで、GDPは世界ワースト20位内です。先進国で当たり前にあるサービスや娯楽はほとんどありません。つまり、ここに住む外国人にとってホリデーシーズン(一時帰国)は唯一の楽しみであり、医療サービスを受けたり生活必需品を買い込むチャンスなのです。それは我が家も例外ではなく、子ども達は半年前から「食べたいもの&行きたいところリスト」を壁に貼り、日本にいる友達と連絡を取り合って、年末年始の計画を立てていました。


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それが出発の10日前に突然のキャンセル。前日に「10日間強制アパホテル隔離」が決定したときに一度挫折感を味わっていたのに、また。今回の衝撃は半端ではなく、長男はゲームの世界に現実逃避し、次男は30分間号泣でした。

キャリアコンサルタントの見地からすると、こういう時こそプランドハップンスタンス理論。クランボルツが提唱した理論で、端的に言えば「偶然の出来事をキャリア形成(人生)に前向きに役立てよう」という考え方です。クランボルツは偶発性を受け入れるだけでなく、自ら積極的に偶発性を引き寄せるべきだとして、好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心の5つの行動指針を提唱しています。


とはいえ小中学生にキャリア形成の話をしても理解できない・・・そのとき思い出したのが、昔大好きだったアニメ「ポリアンナ物語」で主人公がやっていた「いいところ探し」。「どんな出来事にも、いいところがある。物事の悪い面だけではなくいい面を探してみなさい」的なことを亡き父に諭された主人公は、過酷な境遇にあっても積極的に「いいところ探し」をしていくことで仲間を増やし、状況を改善していきます。

では今回の「一時帰国ドタキャン」のいいところをいくつか挙げてみると・・・
① ほとんどの友達が国内に留まることになったから、休み中も英会話の練習に不自由しない(実際ほぼ毎日友達の家に行ったりオンラインで遊んだりしてます)
② 次男がようやく仲良くなってきた友達と、さらに親密になれるチャンス(家族ぐるみでお付き合いしています)


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③ これを機にモザンビーク唯一の世界遺産に行こう!(国内感染者が増えたため、国内有数のビーチリゾートに切り替えました)
④ ワクチン接種は南アフリカでもできる。旅行もできて一石二鳥!
⑤ 日本の友達がたくさん連絡をくれた。私達の事を心配してる人がたくさんいることがわかった 

もっと具体的にいろいろ出てきました。家族でやると、私には思いつかないことを子ども達が見つけてくれて、次第にみんな気持ちが明るくなってきました。コロナ禍のアフリカ、治安や医療への不安も多々ありますが、前向きな気持ちがまず第一です


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どうにか子ども達の気持ちを切り替えることに成功し、人間ドック・日本の国内旅行・友達との約束など各種キャンセル手続きも一通り終わると、今度は一時帰国の埋め合わせの準備。お刺身やお寿司を食べる機会を作り、クリスマスプレゼントを用意し、Tofo(アフリカでベスト10に入るビーチリゾート)でクリスマスを過ごしました。ここで子ども達が喜ぶ食べ物やプレゼントを用意すること自体もかなり大変で、友達にお店や品物を紹介したもらったり、南アフリカからの取り寄せも検討しました。休暇の手配は夫婦の共同作業です(ちなみに日本にいた頃は私一人でほぼすべて旅行を企画し、最終意思決定を夫婦でしてきました)。

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その合間に友達とのプレイデート、テニスの練習、オンライン講座で日本の勉強のキャッチアップ、作文教室などコーディネートし、私自身のボランティアの仕事なども相まって、本当にあっという間に年末。Tofoへの旅路(車で9時間)で疲れて風邪をひき、宿泊先Hotel Sentidos Beach Retreatでは本当の意味でリトリート(静養・リラックス)することに・・・(泣)本当はシュノーケリングやオーシャンサファリ(イルカやマンタのウォッチングツアー)に行きたかったんだけどなぁ。まぁオミクロンに感染しなかっただけ幸運というべきでしょう。リトリート中に内省を深めることもできたし(それについてはまた機を改めて)。


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2021年「モザンビークに駐在(帯同)することになったから様子を教えてほしい」というお声掛けをきっかけにブログを始め、こんなにたくさんの方に読んでいただけるとは思いませんでした。ありがとうございます。2022年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

☆最後まで読んでいただきありがとうございました☆

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