アフリカ最貧国(モザンビーク)で楽しく駐妻生活!

モザンビーク駐妻2年目。夫と中1&小4男子の母。ブラジル駐在(1年)の間に現地で長男を出産。生活情報、旅行記、日本やブラジルとの違いなど、気づいたことをシェアしています。アフリカ駐妻(予定)の方、旅行してみたい方必見!

Virtual School Life 2020/21 AISM Primary オンライン授業の様子

※2021/22年度は対面授業を前提とした時間割に戻ります。「思い出の回想録」としてご覧ください。

 

2020/21年度は全学年オンラインでスタートしました。新しい先生、新しいクラスメート、オンラインという新しい学習環境で、最初の数週間は親子ともにアタフタしました。

 

まず、イギリス人の先生の話すスピードが速い!イギリス英語が聞き取れない!!

もちろんうちの子が英語苦手なのはご存知なので、個別に話すときはゆっくり何度も説明してくれますし、かなり親切に対応してくださってました。おかげで次男はすぐ先生に打ち解けました!(Primary Schoolの先生方は皆さんとても優しくて協力的です。

 

次に(親も慣れない)オンラインクラス。パンデミック&学校閉鎖直後の2020年3月~6月の間はZoomを使っていましたが、クラスもしくは学年全体のホームルームで遊んだり1対1で補習授業を受けたりするだけでした(別途、毎日教科ごとに宿題が出ていましたが、オンラインで提出するものでした)。

2020/21の新学年が始まる直前に↓このような「バーチャルクラスルーム」の案内がありました。

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3B Virtual Classroom

それぞれのクラスに同じようなデザインのVirtual Classroomがあります。上記のようにさまざまな表示があり、それぞれが担当教師のZoomやオンライン教材にリンクしていて、クリックすればアクセスできる仕組みです。(パスワードやコードが必要な場合は先生がZoomのチャットで教えてくれます。)

 

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Daily School Schedule

現在は基本的に登校(オンライン授業は金曜日のみ)なので、かなりシンプルな表記になっています。

月曜~木曜の一日のスケジュールは以下の通りです(オンラインの場合も同じ時間割です)。

登校~9:00 自習(単語練習、Readingなど)

9:00~10:00 1時間目(ホームルームを兼ねて)

10:00~10:20 休憩(おやつ可)

10:20~11:20 2時間目

11:20~12:00 昼食&休み時間(カフェテリアに弁当を持って行って食べます)

12:00~13:00 3時間目

13:00~13:20 休憩

13:20~14:20 4時間目

14:30 下校(ただしSecondary School以上に兄弟姉妹がいる場合は15:00まで待つ)

 

副教科以外の時間はHomeroomとなっていますが、English, Math, UOI: Unit of Inquiry(総合学習)をフレキシブルにやります。

3年生前半のEnglishでは形容詞や動名詞を使って物語文を作っていたようです。次男は英語初心者クラスを受講していましたが、朝のホームルームで自分について形容詞や動名詞を使って説明するワークをみんなと一緒にやりました。

3年生の下期は地球環境をテーマに、EnglishとUOIが合体したプロジェクトをしていました。

①環境問題について考える動画を見て、どんな環境問題があるかグループに分かれて考える(水、空気、森林など)

②Persuasive Sentence(論説文)の文章を読み、書き方を学び、自分がテーマにした環境問題について論説文を書く

③論説文の手法を応用してスピーチを用意し、みんなの前で発表する。(テーマは環境問題のままでもいいし、変更しても構いませんでした。)次男は水質汚染Water Pollution とゴミのポイ捨てLitteringの関係について調べて発表しました。

 

ちなみに2年生の平常時は自分が好きなものを調べて画用紙やPowerPointやBook Createrにまとめたり、オンライン授業のときは「仕事」について学習して自分ができるお手伝いをして「〇〇のやり方」というスライドを作ったりしました。UOIでは「調べ学習と発表」という形式を学年が上がるにつれて高度化していくようです。

 

最初はオンライン授業にも緊張感があった(「参加しなきゃヤバイ」という危機感があった)ものの、時差対応のため教材がすべてオンラインにあるので「授業を最初から受けなくても、教材を見て復習すれば大丈夫」という緩みが出てきて、低学年でも授業をサボる子が増えていきました。うちは隣で見守っていましたが、それでも時々オンラインコミックを読んでサボっていたのを発見、雷を落としました。課題や宿題が滞りがちになることもしばしばで、先生が真剣に叱ったこともあります(先生がクラス全体を叱ることは、普段は滅多にありません)。学校側も学習管理について知恵を絞り、学年の後半には教材をオンラインに載せずオンデマンドで対応するようになりました。

 

従来は授業時間が短く、よりフレキシブルで、教室移動や学年間交流があり、休み時間も長かったので「いまの時間割は無理がある」という声はよく聞きます。低学年でネイティブではない子にとって、1時間ぶっ続けで英語の授業を受けるのはかなり苦痛だし、たぶん脳がオーバーワークでついていけないです。うちの子ども達も木曜日の朝の時点ですでに疲弊していました。

 

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Flex Friday Schedule

金曜日は、KG~3年生はオンライン授業のFlex Friday、4年生以上は登校(いつも通りの時間割)です。3年生までの場合、授業開始はいつも通り9時で、1時間のHomeroomの間にその日自分が受けたい授業(自習含む)を↑上のスケジュール表から選んで先生に申告します(オンライン提出)。そして午後のHomeroomで「今日よくできたこと、うまくいかなかったこと、次週はどうしたいか」などのReflection(反省)をしてオンライン提出します。次男は午前中にPE(体育)とVisual Art(お絵描き)、午後は課題の残りやRead aloud(読み聞かせ)に参加することが多いです。

このFlex Fridayは保護者にはかなり不評だったようです。当たり前ですが、子どもはサボり放題なわけで、「高い授業料払ってるのに!!」と。。

途中から先生が「授業に参加しないで自習する場合はやったものを撮って貼り付けて提出すること」「かならず最後のHomeroomに参加すること」とルールを作る必要があるくらい。。

 

と、このように教える側も学ぶ側もいろいろあった2020/21年度ですが、あと3週間で終わります。来年度は対面授業を前提とした2019/20までの従来スタイルに戻るので、この時間割はコロナ禍による貴重な経験とも言えます。おかげさまで子どもたちのListeningとSpeakingの力はかなり上がりました。私も一緒に勉強することで、日本の学校との違いや魅力を知ることができました。先生とのコミュニケーションが対面授業の時よりも頻繁だったこと、授業中の他のお子さん達の発言などを聞く機会が多かったことから、学校生活をより身近に感じることができてよかったです。

 

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